20世紀西洋人名事典 「アンドレドーテル」の解説
アンドレ ドーテル
André Dhôtel
1900.9.1 -
フランスの小説家。
アルデンヌ県生まれ。
アルデンヌ地方の出身で同郷の先達ランボーの影響が強く、故郷の自然を背景とした小説を多数発表。1955年「遥かなる旅路」でフェミナ賞を受賞。客観的な現実描写のなかに人間の夢や憧憬を不意に現出させる作風が特徴である。その他の作品に「なまけ者ベルナール」(’52年)、「郊外の空」(’55年)、評論「ランボーと近代の反抗」等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報