20世紀西洋人名事典 「アンドレボーシャン」の解説
アンドレ ボーシャン
André Bauchant
1873.4.24 - 1958.8.12
フランスの画家。
アンドル・エ・ロアール県シャトールノー生まれ。
素朴派の代表的画家の一人。父親同様、庭師を生涯の職業とする。第一次大戦に従軍中、写生によるスケッチを手がける。除隊後、油絵を描き始め、古代ギリシャ世界の歴史的・神話的情景に材料を得た作品のほか、風景画、肖像画、生物画などを描き、彼の詩的ビジョンに染め上げられた。1927年バレエ「ミューズを導くアポロ」の舞台装置をディアギレフの依頼で製作。代表作に「フランス解放の祝宴」(’45年、パリ、国立近代美術館)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報