20世紀西洋人名事典 「アンリバタイユ」の解説
アンリ バタイユ
Henry Bataille
1872 - 1922
フランスの劇作家,詩人。
ニーム生まれ。
美術学校で画家を志すが22才で文学に転じる。1895年詩集「白い部屋」を発表の後戯曲「眠れる森の美女」を友人と共作、1904年「ママン・コリブリ」、「結婚行進曲」(’05年)で成功を収め、「狂える処女」(’10年)で三部作を完成、恋愛劇が多く、病理を解剖したような作風でボルト・リッシュに通じるものがあり保守派から非難。他に「蛾」(’13年)、「情愛」(’21年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報