20世紀西洋人名事典 「アーサーロイド」の解説
アーサー ロイド
Arthur Lloyd
1852.4.10 - 1911.10.27
英国の宣教師。
元・慶応義塾大学主任教授,元・立教学院総理。
インド生まれ。
1876年司祭按手を受け、1884年SPG宣教師として来日、東京芝の聖アンデレ教会を中心に働く。のち、慶応義塾大学で英文学、ラテン語などを教え、1890年に一旦帰国するが、1893年再度来日し、慶応義塾大学の英文科主任教授となる。1898年には立教学院総理となり、東京高等商業学校(現・一橋大学)でも教える。1903年総理の地位を退き、東京帝国大学の英文学教師となる。尾崎紅葉「金色夜叉」、徳富蘆花「自然と人生」などの英訳がある。59歳脳溢血で死去、青山墓地に埋葬された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報