最新 地学事典 「アージェントパイライト」の解説
アージェントパイライト
argentopyrite
化学組成AgFe2S3 キューバ鉱系列の鉱物。銀黄鉄鉱とも。ステルンベルグ鉱と多形,アージェントパイライトは152℃以下で安定。直方晶系,空間群Pmmn,格子定数a0.6639nm, b1.1463, c0.6452, 単位格子中4分子含む。鋼灰~錫白色,さびやすい,金属光沢,擬六方晶系の短柱状結晶。反射光で褐色味を帯びたクリーム~桃色で磁硫鉄鉱に似る。劈開なし,硬度3.5~4,比重4.25(測定値),4.27(計算値)。鉱脈鉱床から自然砒・淡紅銀鉱などの銀鉱物・黄鉄鉱・方砒ニッケル鉱・ドロマイト・方解石・石英とともに産出。兵庫県大身谷鉱山から報告がある。化学組成と黄鉄鉱との類似性から命名。
執筆者:清水 正明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

