イソスポーラ症(読み)いそすぽーらしょう

家庭医学館 「イソスポーラ症」の解説

いそすぽーらしょう【イソスポーラ症】

 イソスポーラ原虫(げんちゅう)のオーシストという嚢子(のうし)(休止状態の原虫)が、経口的に摂取されて感染し、腸管内で繁殖します。世界中に分布しますが、とくに温暖な地方に多くみられます。最近はエイズの合併症として注目されています。
●症状
 下痢(げり)をおもな症状とします。下痢の程度は人によって異なり、一般に軽度ですが、悪心(おしん)、食欲不振、腹痛などをともなうことや、はげしい下痢と吸収不良症候群をおこして死亡することもあります。
●治療
 自然に治ることもありますが、トリメトプリムとスルファメトキサゾールの合剤やピリメタミンとサルファ剤の合剤を服用します。しかし完全に治すことは非常に困難です。対症療法的に輸液などを行なうことも必要です。
●予防
 オーシストは乾燥と高温に弱いので、牛肉などはよく加熱しましょう。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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