家庭医学館 「イソスポーラ症」の解説
いそすぽーらしょう【イソスポーラ症】
●症状
下痢(げり)をおもな症状とします。下痢の程度は人によって異なり、一般に軽度ですが、悪心(おしん)、食欲不振、腹痛などをともなうことや、はげしい下痢と吸収不良症候群をおこして死亡することもあります。
●治療
自然に治ることもありますが、トリメトプリムとスルファメトキサゾールの合剤やピリメタミンとサルファ剤の合剤を服用します。しかし完全に治すことは非常に困難です。対症療法的に輸液などを行なうことも必要です。
●予防
オーシストは乾燥と高温に弱いので、牛肉などはよく加熱しましょう。