イソブチルアルコール

化学辞典 第2版 「イソブチルアルコール」の解説

イソブチルアルコール
イソブチルアルコール
isobutyl alcohol

C4H10O(74.12).2-メチル-1-プロパノール(2-methyl-1-propanol)ともいう.脂肪族飽和アルコール類の一つ.フーゼル油中に含まれる.工業的製法には,発酵法と,プロペンのオキソ合成法でブチルアルコールとともに合成する方法とがある.無色引火性液体融点-108 ℃,沸点107.79 ℃.0.79806.1.3939.爆発範囲(下限)1.68体積%.エタノールエーテルに易溶,水に可溶.果物エッセンス用エステルの合成原料,溶剤などに用いられる.[CAS 78-83-1]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のイソブチルアルコールの言及

【ブチルアルコール】より

…4異性体のうち最も用途が多く,そのまま,あるいはエステルとして,溶剤,可塑剤などに利用される。
[イソブチルアルコールisobutyl alcohol]
 IUPAC名は2‐メチル‐1‐プロパノール。化学式(CH3)2CHCH2OH。…

※「イソブチルアルコール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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