ブチルアルコール(読み)ぶちるあるこーる

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブチルアルコール」の意味・わかりやすい解説

ブチルアルコール
butyl alcohol

ブタノールともいう。化学式 C4H10O 。次の4種の異性体がある。 (1) ノルマルブチルアルコール 無色液体沸点 117~118℃。デンプングリセリン,またはマンニット発酵で生成される。 (2) 第二ブチルアルコール 無色の液体。沸点 99.5℃。 (3) イソブチルアルコール 無色の液体。沸点 107.9℃。 (4) 第三ブチルアルコール 無色の結晶融点 25.55℃,沸点 82.5℃。いずれも,溶媒,エステル化の試薬などに用いられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブチルアルコール」の意味・わかりやすい解説

ブチルアルコール
ぶちるあるこーる

ブタノール

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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