デジタル大辞泉
「イドラ島」の意味・読み・例文・類語
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イドラ島
イドラとう
Nísos Ídhra
古代ギリシア語読みではヒュドラ Hydra。ギリシア,エーゲ海西部,ペロポニソス半島東端南沖にある島。東北東-西南西に細長く延びる。中心集落イドラ。島名がギリシア語で「水」を意味するように,かつては水に恵まれ,森林におおわれていたが,現在は樹木のない乾燥地で,可耕地もほとんどない。オスマン帝国領時代に海上貿易で繁栄した。しばしばギリシア本土からの避難民が流入し,ギリシア独立戦争が始った 1821年には島の人口は3万人にも上った。現在,主産業は海綿採取,織物,造船など。近年観光業が発展。面積 50km2。人口約 3000。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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イドラ島
いどらとう
Idhra
ギリシア南部、ピレウス県に属する島。エーゲ海南部、ペロポネソス半島の東、アルゴリス半島の沖合い7キロメートルに位置する。中心地は北岸の町イドラ。長さ18キロメートル、幅4~5キロメートル、面積50平方キロメートル。人口約3000。15世紀より住民が増加し、18世紀末ごろ海運業で飛躍的に発展。ギリシア独立戦争(1821~29)において、経済的、軍事的に大いに貢献した。近年は巡航船の立ち寄る国際的な観光地となっている。
[真下とも子]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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