すべて 

イル・ハン朝美術(読み)イル・ハンちょうびじゅつ(その他表記)Il-khanid art

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イル・ハン朝美術」の意味・わかりやすい解説

イル・ハン朝美術
イル・ハンちょうびじゅつ
Il-khanid art

イル・ハン国の治下,イランを中心に発展したイスラム美術。建築活動が活発に行われ,建築装飾としてスタラクタイト彩釉タイルが多用された。代表的建築として,タブリーズの大モスク,スルターニエのスルタン・ウルジャーイトゥー廟などがあげられる。絵画は,中国の元の絵画の影響を受けたミニアチュールが発達し,イラン的主題の『シャー・ナーメ』や『ハムサ』などの写本挿絵が描かれた。陶器では前代ほどの発展はみられず,沈滞傾向にあったが,ラジバルディナ手と呼ばれる技巧的で豪華な色絵技法が生れた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

すべて 

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む