いろは文庫(読み)イロハブンコ

デジタル大辞泉 「いろは文庫」の意味・読み・例文・類語

いろはぶんこ【いろは文庫】

人情本。18編54冊。為永春水著。5編以降は2世為永春水著。渓斎英泉ほか画。天保7年~明治5年(1836~72)刊。忠臣蔵物語世話物の講談風に書きかえたもので、作中人物会話はすべて江戸末期の口語

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精選版 日本国語大辞典 「いろは文庫」の意味・読み・例文・類語

いろはぶんこ【伊呂波文庫】

  1. 人情本。一八編五四冊。為永春水、同二世春水作。渓斎英泉ほか画。正称「正史実伝伊呂波文庫」。天保七~明治五年(一八三六‐七二)刊。浄瑠璃仮名手本忠臣蔵」や赤穂義士伝などの実録講釈を利用して人情本風にまとめたもの。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「いろは文庫」の解説

いろは文庫
いろはぶんこ

歌舞伎・浄瑠璃の外題
初演
明治18.4(大阪・大工町芝居)

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