インポテンス治療薬(読み)いんぽてんすちりょうやく

家庭医学館 「インポテンス治療薬」の解説

いんぽてんすちりょうやく【インポテンス治療薬】

 陰茎海綿体(いんけいかいめんたい)に、ある種の血管拡張薬(パパベリン、プロスタグランジンE1など)を直接注射すると、陰茎がただちに勃起(ぼっき)することが知られており、インポテンスの診断や治療に応用されています。
 インポテンスの治療法として、こうした血管拡張薬(けっかんかくちょうやく)の尿道注入や経口剤の開発が、アメリカを中心として盛んに行なわれています。このうち、とくに注目を集めているのがシルデナフィル(商品名「バイアグラ」)です。
 この薬は、陰茎海綿体の平滑筋(へいかつきん)に選択的に(おもに平滑筋に顕著に)作用して拡張させ、勃起を促すものです。従来の薬とは比較にならないほど高い効果が認められており、世界中で話題となっています。
 しかし、全身の血管系、循環器系にも作用をおよぼすので、心疾患のある人や、高齢者には危険性が高く、実際に副作用による死亡も確認されています。
 こうしたことから、使用にあたっては十分な注意が必要です。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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