イーヴォポゴレリチ(その他表記)Ivo Pogorelich

現代外国人名録2016 「イーヴォポゴレリチ」の解説

イーヴォ ポゴレリチ
Ivo Pogorelich

職業・肩書
ピアニスト

国籍
クロアチア

生年月日
1958年10月20日

出生地
ユーゴスラビアセルビア共和国ベオグラード(セルビア)

学歴
モスクワ音楽院卒,リスト音楽院

受賞
アレッサンドロ・カサグランデ国際ピアノ・コンクール第1位〔1978年〕,モントリオール国際音楽コンクール第1位〔1980年〕

経歴
1969年11歳でモスクワ音楽院附属中央音楽学校に入学、’74年16歳でモスクワ音楽院に入学。’77年リスト音楽院に移り、アリス・ケセラーゼに師事。ユーゴスラビア国内のコンクールで1位となったのち、’78年イタリア、テルニのアレッサンドロ・カサグランデ国際ピアノ・コンクール、’80年モントリオール国際音楽コンクールに優勝。同年ショパン国際ピアノコンクールに出場するが、その超個性的な演奏が審査員の間で大論議の的となった。結局は入賞できず、この決定を不服としてアルゲリッチが審査員を辞退した(アルゲリッチ事件)。この事件をきっかけに一躍有名になり、以後ヨーロッパ、米国で活躍。早くから後進の育成にも努め、’86年クロアチアにヤング・ミュージシャンズ・フェローシップ設立。’88年クラシック音楽家として初めてユネスコ親善大使に任命される。’93年12月第1回イーヴォ・ポゴレリチ国際ピアノ・コンクールを開催。’94年サラエボ・チャリティー財団を設立。’81年初来日、2005年、2007年来日公演。1980年にケセラーゼと結婚するが、’96年死別。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「イーヴォポゴレリチ」の解説

イーヴォ ポゴレリチ
Ivo Pogorelich


1958.10.20 -
ユーゴスラビアのピアノ奏者。
ベオグラード生まれ。
モスクワに留学し、才能を認められ1974年モスクワ音楽院に進み、ティマヒンやマリーニンに師事し、その後アリス・ケゼラジェに師事し、大きな影響を受ける。’78年カサグランデ・コンクールで優勝し、’80年モントリオール国際ピアノ・コンクールで第1位となり、さらにショパン国際コンクールに参加し、特別賞・音楽評論家ワルシャワ音楽アカデミー学生賞を受賞し、一躍有名になるが、本選出場できず、この決定をめぐり審査員の意見が割れ、話題となる。伝統的な解釈感覚を否定し、近来にない個性的なピアニストの一人である。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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