テルニ(その他表記)Terni

デジタル大辞泉 「テルニ」の意味・読み・例文・類語

テルニ(Terni)

イタリア中部、ウンブリア州の都市。テルニ県の県都。19世紀末に製鉄所が置かれ、水力発電の電力を利用して工業都市となった。古代ローマ時代の城壁、円形劇場のほか、中世の教会建築が残る。近郊に、紀元前3世紀にローマ人が造った落差165メートルのマルモレの滝がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「テルニ」の意味・わかりやすい解説

テルニ
Terni

イタリア中部,ウンブリア州の都市。人口10万9000(2004)。1894年に建設されたテルニ鉄鋼会社はイタリア中部で最大の規模で,ネラ,ベリノ川の水を利用した水力発電所の電力が工業の発展を可能にしている。新石器時代,青銅器時代から鉄器時代への過渡期の遺跡が見られ,古代ローマ時代には自治を享受し栄えた。中世を通して,近くのナルニやスポレトとの戦争が絶えず,衰退し,1420年に教皇領となった。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テルニ」の意味・わかりやすい解説

テルニ
Terni

イタリア中部,ウンブリア州テルニ県の県都。ローマ北北東 80km,アペニン山脈南西麓に位置し,ネラ川にのぞむ。新石器時代から集落があった地で,ローマ時代にはインテラムナ (川の間) と呼ばれた。 14世紀から教皇領。東方 6kmのローマ人によって造られた人工の滝マルモーレ滝の発電により工業が盛ん。鉄鋼をはじめ,兵器,機械,パスタ (小麦粉製品) ,繊維製品などを産する。周辺の丘陵地に産する農産物の集散も行う。ローマ時代の城壁,闘技場をはじめ,ルネサンス期までの多くの大聖堂,聖堂,宮殿などがある。人口 11万3324(2011推計)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「テルニ」の意味・わかりやすい解説

テルニ
てるに
Terni

イタリア中部、ウンブリア州テルニ県の県都。人口10万3964(2001国勢調査速報値)。ネーラ川沿いに位置する商工業都市で、紀元前7世紀にウンブリ人によって建設された。1884年イタリア近代化の牽引(けんいん)車となったテルニ鉄鋼会社が創設されたのを契機として、以後、製鉄、電力、機械、化学工業の中心地として発展している。

[堺 憲一]

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