ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウァレンチニアヌス2世」の意味・わかりやすい解説
ウァレンチニアヌス2世
ウァレンチニアヌスにせい
Valentinianus II; Flavius Valentinianus
[没]392.5.15. ウィンドボナ
ローマ皇帝 (在位 375~392) 。ウァレンチニアヌス1世の子。4歳で即位し,兄グラチアヌスと共治。イタリア,イリュリクム,アフリカを統治。マクシムスの反乱 (383~388) でサロニカのテオドシウス1世のもとに逃れ,388年テオドシウスがマクシムスを倒したあと帝位を回復したが,宰相アルボガストの刺客に暗殺された。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報