ウェブブラウザで不特定多数の人が共同でウェブページの発行、編集などができるシステム。アメリカのウォード・カニンガムWard Cunningham(1949― )が開発し、1995年よりインターネット上で運用を開始したウェブサイトシステムの「ウィキウィキWikiWiki」が原型となっている。「wikiwiki」は、ハワイ語で「すばやい」「急ぐ」などの意味がある。
ウィキではサイトを訪れた人がページを新設したり、既成の項目を編集したりすることができる。HTMLの知識がなくても簡単に作成・編集ができるのが特徴で、多くの人々が書き込むことで知識や情報の集合体として活用することができる。反面、間違った内容や根拠のないことが書き込まれることもあり、その修正や削除をするのも利用者ということになる。
ウィキのシステムや概念は、ネット上の「まとめサイト」(まとめWiki)などに利用されている。もっとも有名で利用者の多いサイトに、ネット百科事典の「ウィキペディア」がある。内部告発サイトの「ウィキリークス」もウィキを利用したシステムである。
[編集部]
文化財保護法に基づき、文部科学大臣が指定する史跡・名勝・天然記念物の総称。...