最新 地学事典 「ウィスコンシン学派」の解説
ウィスコンシンがくは
ウィスコンシン学派
Wisconsin school
19世紀末~20世紀初めに活躍した構造岩石学の一派。C.K.LeithやW.J.Meadらが活躍。テクトナイトに発達する流動劈開は再結晶と粒状化作用ででき,両者は密接に相伴って作用するが,再結晶作用による鉱物の平行配列は最大圧力に垂直な面内に,粒状化でできる平行配列は剪断の面内に生ずることを主張。それ以前には変成岩中の黒雲母や角閃石の平行配列について,圧力下の再結晶(F.Becke)や塑性変形における板状鉱物の回転(H.C.Sorby)など空想的な諸説があったが,意見の一致はなかった。この派の研究者は変成岩地域での片状構造と線構造や褶曲との規則性から前述の主張を行い,構造岩石学に貢献。1910年代からザンダー学派に引き継がれた。
執筆者:端山 好和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

