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構造岩石学 こうぞうがんせきがく structural petrology

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岩石学辞典の解説

構造岩石学

ドイツ語ではGefugekunde der Gesteineで,岩石の成分要素の空間的配列に関するデータの研究を意味している.特に肉眼的構造および野外関係に重点がある.構造岩石学は,岩石構造の規則的な配列の中で,構造の最終的な要素が運動方向によって支配されること,さらに運動が要素の卓越した配列方向として記録されていること,という考えを基礎にしている.大きな地質構造と小さな地質構造との間の地形的,成因的な関係を解析する学問である[Sander : 1930, Knopf & Ingerson : 1938].

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世界大百科事典 第2版の解説

こうぞうがんせきがく【構造岩石学 structural petrology】

petrofabrics,petrofabric analysisともいう。岩石内部の構造,特に小規模な構造や顕微鏡的な微細構造を研究する学問分野で,変成岩などのようにさまざまな程度の変形を受けた岩石を主対象とする。このような岩石に発達する変形構造は,個々の鉱物内部の結晶学的なものから鉱物の集合体である岩石にみられるものまで多種多様であり,また,変形の強さや回数によっては,きわめて複雑なものとなる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

構造岩石学
こうぞうがんせきがく
structural petrology

岩石とくに変成岩の構造をさまざまの段階で研究する地質学の一分野。変成岩には、生成のときに内部で働いた不均質な力に伴う不均質な運動によって、片理(へんり)などの定向性の強い組織や構造が認められる。片理は構成鉱物が一定の方向に規則正しく配列した組織であって、とくに雲母(うんも)類や緑泥石のように鱗片(りんぺん)状の晶癖(しょうへき)の強いものは、鱗片の面(これは結晶学的には底面に相当する)が、ある面に平行に配列するので認めやすい。しかし、石英や長石類のように顕著な晶癖をもたないものでも、それぞれの結晶粒の内部構造上の方向、たとえば石英の構造上の主軸は定向配列を示す。石英の主軸はその光軸に一致しているから、薄片内の石英粒について、光軸の方向の分布を測定すれば、石英の定向配列を知ることができる。造岩鉱物のこのような定向配列を測定することによって、変成作用における変形作用の方向を推定することができる。標本や露頭では、片理や縞(しま)状構造の面の方向はもちろん、それらの褶曲(しゅうきょく)軸や片理面上の微褶曲軸、柱状鉱物の配列方向などが測定される。[橋本光男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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