20世紀西洋人名事典 「ウィリアムフェラー」の解説
ウィリアム フェラー
William Feller
1906.7.7 - 1970
米国の数学者。
元・キール大学応用数学研究所所長,元・プリンストン大学教授。
ザグレブ(ユーゴスラビア)生まれ。
ザグレブ大学で学び、1926年ゲッティンゲン大学で学位を取得する。’28年キール大学応用数学研究所所長を経て、’33年ストックホルムに移り、確立・統計の研究に従事する。’39年米国へ渡り、’45年コーネル大学教授を歴任し、’50年プリンストン大学教授となる。確立論の研究に専念し、極限定理やマルコフ過程、確立過程論の応用に優れた業績を残し、特に一次元拡散過程の解析的研究は有名である。著書に「確立論とその応用」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報