デジタル大辞泉 「ウェックスフォード」の意味・読み・例文・類語 ウェックスフォード(Wexford) アイルランド南東部、ウェックスフォード州の港町。同州の州都。セントジョージ海峡に面し、スラニー川の河口に位置する。ビートをはじめとする農産物や、陶器の生産で知られる。12世紀にノルマン人が築いた初期植民地の一つであり、当時建造されたセルスカー修道院や闘牛場跡が残るほか、近郊にはジョンズタウン城、野鳥保護区、アイルランドの歴史をテーマにした国立野外博物館がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウェックスフォード」の意味・わかりやすい解説 ウェックスフォードうぇっくすふぉーどWexford アイルランド共和国南東部にある同名県の県都。セント・ジョージ海峡に注ぐスラニー川河口に位置する港湾都市。人口9443(2002国勢調査速報値)。主要産業は換金作物を中心とする耕種農業、紡績、農機具製造、食品加工業である。ビート(テンサイ)は全国の3分の1の生産高がある。外港のロスレアと、ウェールズのフィッシュガードおよびフランスのルアーブルとの間には定期船が就航している。1169年にイギリス人に占領されたイギリスの初期の植民地で、12世紀の寺院や古い闘牛場が残る。[米田 巌] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例