デジタル大辞泉 「ウェリントン島」の意味・読み・例文・類語 ウェリントン‐とう〔‐タウ〕【ウェリントン島】 《Isla Wellington》チリ南部、太平洋岸の島。マガジャネス州に属す。本土とはメシエ海峡という狭い海峡によって隔てられ、パタゴニア地方の海岸山脈に沿って南北約150キロメートルにわたって延びる。周囲はフィヨルドが発達し、入り組んだ海岸線をもつ。ベルナルドオイギンス国立公園に属す。主な町は東岸のプエルトエデン。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウェリントン島」の意味・わかりやすい解説 ウェリントン島うぇりんとんとうIsla Wellington 南アメリカ、チリ南部の島。南緯49度から50度、チリ第12地域(マガリャネスMagallanes)北端に位置する。南北150キロメートル、東西40~75キロメートルで、幅1.5キロメートルないし10キロメートルの南北に走る狭い海峡によって本土と隔てられている。チリ海岸山脈の南方延長の沈水した部分にあたり、主として中生代白亜紀の花崗(かこう)岩よりなる高度1000メートル前後の低山が広がっている。また島の周囲は無数のフィヨルドが刻まれ、出入りの多い海岸線となっている。[松本栄次] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例