含嗽(読み)ガンソウ(その他表記)gargle

翻訳|gargle

精選版 日本国語大辞典 「含嗽」の意味・読み・例文・類語

がん‐そう【含嗽・含漱】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「嗽」「漱」はくちすすぐの意 )
  2. ( ━する ) うがいをすること。水や薬液口中にふくんで口をすすぐこと。〔医語類聚(1872)〕〔本草綱目‐果部・秦椒・附方〕
  3. がんそうざい(含嗽剤)」の略。
    1. [初出の実例]「東洋城の拵えてくれた手製の含漱(ガンソウ)を用ひたりなどして」(出典:思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉九)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「含嗽」の意味・わかりやすい解説

含嗽
がんそう
gargle

うがいのこと。口腔咽頭,喉頭部の清掃殺菌,除臭,止痛などの目的で,液体をもってうがいすることをいう。通常殺菌剤防腐剤収斂剤などの水溶液で,局所刺激が少く,飲み込んでも害のない薬物が用いられる。たとえば,2%ホウ酸水,1~2%重曹水などである。

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世界大百科事典(旧版)内の含嗽の言及

【嗽】より

…医学的には含嗽(がんそう)という。口内や咽頭の一部をすすぐ方法。…

※「含嗽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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