ウグリチ(その他表記)Uglich/Углич

デジタル大辞泉 「ウグリチ」の意味・読み・例文・類語

ウグリチ(Uglich/Углич)

ロシア連邦西部、ヤロスラブリ州都市。「黄金の環」と呼ばれるモスクワ北東近郊の観光都市の一つ。首都モスクワの北約200キロメートル、ボルガ川沿いに位置する。市街中心部のクレムリンには、スパソプレオブラジェンスキー聖堂や皇領宮殿のほかイワン4世の末子ドミトリーが暗殺された場所に築かれた、血の上のドミトリー皇子教会などがある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウグリチ」の意味・わかりやすい解説

ウグリチ
Uglich

ロシア西部,ヤロスラブリ州の都市。州都ヤロスラブリの西約 100km,ボルガ川にのぞむ河港都市。年代記の 1148年の項に記される古都で,14世紀前半モスクワ公国領となった。 17世紀のボスクレンスキー修道院,ドミトリー聖堂など歴史的建築物が保存されている。時計,チーズなどの工場や,歴史・美術博物館がある。市の上流のボルガ川にウグリチ人造湖 (1940建設) があり,ボルガ川の水量調節と航行に利用されている。モスクワの北北東にあたり,鉄道水路で結ばれる。人口約3万 5000。

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