日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウコングサンバ」の意味・わかりやすい解説 ウコングサンバうこんぐさんばN'kongsamba 中部アフリカ、カメルーン西部の都市。旧期火山マネングウバ山(2411メートル)の山麓(さんろく)にある。人口11万0600(2001推計)、13万1119(2010推計)。霧が多いため気候は比較的冷涼である。周辺には豊かな農耕地が広がり、コーヒー(ロブスタ種)、アブラヤシ、バナナの栽培が盛んである。海岸のドゥアラより通じる鉄道の終点であったため、これら農産物の集散地として栄えたが、農産物の国際価格が低迷し、鉄道が廃止された1990年代以降は停滞ぎみである。[門村 浩] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例