デジタル大辞泉
「ドゥアラ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ドゥアラ
Douala
アフリカ中西部,カメルーンの港湾都市。人口186万(2003)。ギニア湾奥のボニー湾に面し,内陸にある首都ヤウンデと鉄道,道路,航空路で結ばれている。この国最大の商工業都市で,経済の中心でもある。サナガ川中流に建設された水力発電所の電力によって5万tの年産能力をもつアルミニウム工場が建設され,他の中小工業とともに同国で最も工業が発達している。鉱産物,木材などの輸出港であり,エビを主とする水産業の中心でもある。1901-16年ドイツ保護領の主都となり,40-46年フランス領の主都であった。
執筆者:西野 照太郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ドゥアラ
どぅあら
Douala
中部アフリカ、カメルーン南西部の都市。ギニア湾の奥に位置する。同国最大の都市で、人口149万4700(2001推計)、213万1832(2010推計)。首都ヤウンデがこれに次ぐ。同国の経済を支える商工業の中心都市で、その経済圏は隣国の中央アフリカ、チャドに及ぶ。海空の国際港があり、国内各地と道路、鉄道で結ばれる交通の要衝でもある。1884年ドイツの探検家ナハティガルGustav Nachtigal(1834―1885)がドイツ領カメルーンの本拠地とし、1855~1901年その首都となり、以後は経済活動の拠点として発展した。市街はウーリー川を挟んで東西に分かれる台地上を占める。ウーリー川の東岸に沿って港湾施設が並び、それに接して中心業務地区がある。東部郊外には工業地区があり、機械、繊維、食品、化学などの工場が集中する。人口流入による膨張が急なため、住宅、教育、失業、環境汚染、防災など多くの都市問題を抱えている。
[門村 浩]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ドゥアラ
Douala
カメルーン南西部,ギニア湾支湾のボニー湾にのぞむ港湾都市。地方行政の行政庁所在地。ヤウンデ西方約 200kmに位置。同国第1の港をもち,フランス系資本を中心に工場,商社が集中。木材,カカオ,コーヒー,やし油,ゴムなどを輸出。ビール醸造,食品加工,織物,建築資材,金属,ガラス,プラスチックなどの工場があり,西アフリカの工業中心地の一つ。 1800年頃ドゥアラ族がヨーロッパ人と通商,60年代にドイツの商社が進出,1901~16年ドイツ領カメルーンの首都,40~46年はドゴールによる自由フランス支配地域の首都であった。古来の文化,植民地時代の文化が,現代文化と混在している。人口 81万 (1987推計) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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ドゥアラ
カメルーン西部,ギニア湾岸の港湾都市。ウーリ川河口にあり,同国最大の商工業都市で経済の中心。内陸の首都ヤウンデと鉄道,道路で結ばれる。国際空港がある。木材,コーヒー,カカオ,アルミニウムなどを輸出。1901年ドイツ領カメルーンの主都,1940年―1946年フランス領カメルーンの主都。190万6962人(2005)。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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