うざうざ(読み)ウザウザ

デジタル大辞泉 「うざうざ」の意味・読み・例文・類語

うざ‐うざ

[副](スル)
小さいものが寄り集まってうごめいているさま。うじゃうじゃ。うようよ。
「―いる子供等は」〈宮本貧しき人々の群
細かい、とるにたりない物がたくさん集まって、うっとうしい感じがするさま。
「―する程繁り合った闊葉樹林に」〈有島カインの末裔
[類語]うじゃうじゃうようよ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「うざうざ」の意味・読み・例文・類語

うざ‐うざ

〘副〙 (「と」を伴う場合もある)
① 小さな虫や魚などが多く集まってうごめくさま。うじゃうじゃ。
名語記(1275)九「虫のうさめく、うさうさ如何。虫のわくはうさうさなり」
雑俳・続折句袋(1780)「のぞみ大きし虱うざうざ」
② こまごまとうるさく言うさま。くどくど。
※雑俳・川柳評万句合‐明和六(1769)仁四「うざうざといふなと五十〆て遣り
態度をはっきり決められないさま。ぐずぐず。
古今集遠鏡(1793)二「わるうなってうざうざと残ってあらうより、さっぱりと残りなしに早う散ってしまうのがさ、あああけっかうなことぢゃ桜花は」
④ 細かいものがたくさん積み重なってうるさい感じを与えるさま。
浄瑠璃・忠孝大礒通(1768)一「うざうざする程金設(もふけ)

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