ウスチイリムスク(読み)うすちいりむすく(英語表記)Усть‐Илимск/Ust'-Ilimsk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウスチイリムスク」の意味・わかりやすい解説

ウスチイリムスク
Ust'-Ilimsk

ロシア中東部,東シベリア南部,イルクーツク州の都市ブラーツク北北東約 200km,アンガラ川にのぞむ新興工業都市。ブラーツク水力発電所に次いで,1963年アンガラ川にウスチイリムスク水力発電所 (出力 430万 kW) の建設が始り,これに伴って町がつくられ,73年市となった。コメコン加盟国と協同で建設されたパルプ・製紙コンプレックス (複合体) がある。またブラーツクとともに産業コンプレックスをつくり,発展しつつある。シベリア横断鉄道の支線タイシェト-ウスチクート線から分岐する鉄道が市まで延びている。人口 11万 2200 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウスチイリムスク」の意味・わかりやすい解説

ウスチ・イリムスク
うすちいりむすく
Усть‐Илимск/Ust'-Ilimsk

ロシア連邦中南部、イルクーツク州の都市。アンガラ川に右岸の支流イリム川が合流する付近のアンガラ川沿岸にある。人口10万5500(1999)。木材コンビナート、建設資材業(砂利砕石コンクリート)がある。ウスチ・イリム水力発電所(出力432万キロワット)の建設工業基地となった場所に、1966年からつくられた都市で、73年に市となった。

[三上正利]

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