ウミミドリ(読み)うみみどり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウミミドリ」の意味・わかりやすい解説

ウミミドリ
うみみどり / 海緑
[学] Lysimachia maritima (L.) Galasso, Banfi et Soldano var. obtusifolia (Fern.) Yonek.
Glaux maritima L. var. obtusifolia Fern.

サクラソウ科(APG分類:サクラソウ科)の多年草。シオマツバともいう。海岸の湿性地に、地下茎を伸ばして生える。茎は高さ10センチメートル余りで直立し、全株無毛、白っぽい緑色で光沢がある。葉はやや肉質で対生、ときに3枚輪生する。8月ごろ葉腋(ようえき)ごとにつぼみをつけ、淡紅色の小花を開く。花弁は退化し、5裂した萼(がく)が花弁のようにみえる。本州北部から北海道、千島シベリアからアメリカまで広く分布する。母種は全体がより小さく、ヨーロッパに分布する。

[鳥居恒夫 2021年3月22日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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