ウリジン三リン酸(読み)ウリジンさんリンさん(その他表記)uridine triphosphate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウリジン三リン酸」の意味・わかりやすい解説

ウリジン三リン酸
ウリジンさんリンさん
uridine triphosphate

UTPと略記する。プリンヌクレオチド一種で,(ウラシル) - (リボース) - (リン酸) - (リン酸) - (リン酸) の構造をもつ。リン酸同士の2ヵ所の結合は,高エネルギーリン酸結合である。糖類の代謝と関係が深くて,グルコース-1-リン酸と UTPから UDP-グルコースが生成されて,多糖類や配糖体合成の重要な代謝中間物質となるほか,ガラクトース,グルクロン酸,アセチルグルコサミンなどと UDPとの結合物も,同時に糖の代謝中間物質として重要である。また UTPは,他のヌクレオチド三リン酸とともに,リボ核酸合成の素材物質である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む