翻訳|ribose
化学式はC5H10O5で、アルドペントースの一種。リボ核酸(RNA)、ヌクレオチド、ヌクレオシドの構成糖成分であり、デオキシリボ核酸(DNA)の糖部分は、リボースの2位のヒドロキシ基が水素に置換したデオキシリボースである。天然にはD体だけが存在し、ヌクレオチド分子中ではフラノース型、遊離ではピラノース型をとる。核酸中で塩基とは、β(ベータ)-グリコシド結合をしている。塩基とリボースとリン酸とが共有結合したヌクレオチドはRNAのみならず、高エネルギー化合物ATP、生体酸化還元反応で重要なNAD+やNADP+など種々の補酵素の基本構造をなす。リボースの5位にリン酸の結合したリボース-5-リン酸は、光合成における炭酸還元サイクル、あるいは解糖系の別経路であるペントースリン酸経路で重要な役割を担っている。
[入江伸吉]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…さらに核酸などのヌクレオチド誘導体をあげなければならない。核酸においては単糖であるリボースとリン酸のホスホジエステル鎖が骨格をなし,リボースの還元基に結合した塩基が特異性を発揮する。糖が多価の結合基を有するという特性がここでも生かされている。…
※「リボース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新