ウルフィラス(その他表記)Ulfilas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウルフィラス」の意味・わかりやすい解説

ウルフィラス
Ulfilas

[生]311?
[没]382? コンスタンチノープル
ゴート人司教。ゴート名 Wulfila。祖先は小アジアのカッパドキアの人であったと伝えられる。ドナウ川の北のダキアに住むゴート人の間でキリスト教布教に努めたが,のちドナウ川の南のニコポリスの近くに移り,布教を続けた。ギリシア文字をもとにした 27文字から成るゴート文字を考案し,『列王紀』を除く聖書全部をゴート語翻訳したと伝えられる。現在はその翻訳の一部が5~6世紀の写本で残っているにすぎない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む