エコロジカル・マーケティング(読み)えころじかるまーけてぃんぐ(その他表記)ecological marketing

知恵蔵 の解説

エコロジカル・マーケティング

人間を含む生物自然環境との、良好で永続的な関係の構築を目指す企業非営利組織による、マーケティング活動。環境にやさしい製品・サービス・アイデア(発想)の開発や普及が、活動の中心。環境への負荷を減らすためには、4R、すなわち、refuse(断る)、reduce(減量する)、reuse(再使用する)、recycle(再生使用する)が重要で、それらを容易にするような製品の製造及び販売が企業に求められている。法的には循環型社会基本法(2000年6月施行)をもと容器包装リサイクル法資源有効利用促進法、グリーン購入法などの個別リサイクル法が整備されつつある。また、環境への負荷が少ない製品やサービスの優先的購入を進める消費者・企業・行政の全国ネットワークとして、グリーン購入ネットワークがある。

(高橋郁夫 慶應義塾大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

流通用語辞典 の解説

エコロジカル・マーケティング【ecological marketing】

マーケティング活動に生態学視点を導入した手法で、企業のマーケティング活動が、自然環境や社会環境と調和し、均衡を保たなければならないとする考え方。社会に対して、マイナスになるような部分を排除し、有害物質など、悪影響を与えるような商品開発をせず、廃棄物のリサイクリング・システムを製品化の段階から組み込んでおく、といった考え方である。エコロジカル・マーケティングは、企業のみでなく、非常利団体、地方自治体の活動、市民運動にも導入されるようになっている。

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