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社会環境 しゃかいかんきょうsocial environment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

社会環境
しゃかいかんきょう
social environment

人間の行動,生産から消費の生活に直接,間接影響を与える社会的諸条件 (組織制度階級構造慣習など) の総体自然環境 (物理的環境) に対していう。したがって,瞬間的に人間の行動を決定づける心理的環境をも含む傾向にある。個々の人間の行動や生活は,それが属する大小の集団によって規制されており,個々の集団もまた他の諸集団からさまざまな形で長期にわたり影響を受けている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

社会環境
しゃかいかんきょう

人間の社会生活のあり方を規定し方向づける条件となる環境には、外部環境と内部環境とがある。前者は自然環境であり、後者が社会環境である。社会環境の概念はおもに社会学によって明らかにされた。古くはデュルケームの『社会分業論』(1893)、最近ではパーソンズの『社会体系論』(1951)において論及されている。それは、(1)その社会の大多数の成員が共有するパーソナリティー特性(国民性、社会的性格)、(2)彼らの相互行為を長期にわたり安定的に持続させるための基準枠となる共通の規範的文化システム(コミュニケーションを可能にする意味と象徴の体系を含む)、(3)その相互行為が累積定着したものとしての社会制度や伝統、からなる。社会生活は、人々がこの社会環境と相互に依存浸透しあう過程であるが、社会環境は本来人間がつくるものであるから、それに一方的に規定されるだけでなく、それを計画的につくり改革する人間の側からの主体的、能動的な働きかけがほしい。[杉 政孝]

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