ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 エッセ・エスト・ペルキピEsse est percipi 「あるとは知覚されることである」とするバークリーの主観的観念論の立場を表わす命題。すなわち彼は,感覚的性質をになうものとして考えられた物質的実体なるものは不可知で,無意味であるとして,個々の物体はわれわれの精神のなかにある感覚,表象の結合と考えた。この命題がカントにより不可知論と批判されたことは有名。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報