エディントン限界(読み)エディントンゲンカイ

デジタル大辞泉 「エディントン限界」の意味・読み・例文・類語

エディントン‐げんかい【エディントン限界】

エディントン光度

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「エディントン限界」の意味・わかりやすい解説

エディントン限界【エディントンげんかい】

恒星が到達できる最大の明るさ。1920年代に英国のA.S.エディントンが導いた恒星の質量光度関係に基づくもの。星の内部圧力放射圧のみからなる場合に恒星はその光度が最大となり,恒星の光度をL,質量をM,光速度をc,重力定数をG,放射吸収係数をΚとして,  L=4πcGM/Κで表される。エディントン限界以上に明るくなる現象としては超新星爆発がある。

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法則の辞典 「エディントン限界」の解説

エディントン限界【Eddington limit】

星が自己重力に対してガスと放射(輻射)による圧力勾配で静力学的平衡を保っているとしたとき,放射可能な光度の上限値をいう.

星と太陽の質量を MMS,水素の重量濃度を X,重力定数を G としたとき,エディントン限界 Lcr

で与えられる.

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