20世紀西洋人名事典 「エトヴィンフィッシャー」の解説
エトヴィン フィッシャー
Edwin Fischer
1886.10.6 - 1960.1.24
スイスのピアノ奏者,指揮者。
元・ベルリン高等音楽学校教授。
バーゼル生まれ。
フーバー、クラウゼに師事する。1905〜14年シュテルン音楽院教授、31〜33年ベルリン高等音楽学校教授を歴任。この間’28年よりバッハ協会指揮者として指揮者活動も始め、フィッシャー室内管弦楽団を組織し、ヨーロッパ各地で演奏旅行を行い、名声を高めた。その後、’42年スイスに帰国、ルツェルン音楽祭の主要メンバーとして活躍。バッハ、モーツァルト、ベートーベン等を得意とし、ロマン主義的な柔らかく、温かい演奏で20世紀屈指のドイツ系ピアノ奏者の一人とされた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報