エピスシア(読み)えぴすしあ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エピスシア」の意味・わかりやすい解説

エピスシア
えぴすしあ
[学] Episcia

イワタバコ科(APG分類:イワタバコ科)の常緑多年草で、熱帯アメリカの森林帯に約40種が自生する。葉は対生し、四方ストロンを伸ばして、先端に子株をつくるが、直立茎でストロンを出さない種類もある。ベニハエギリ(ハイベニギリ)E. cupreata Hanst.は銅緑色の長卵形葉で、緋紅(ひこう)色の筒状花をつける。本種からは、葉色や斑(ふ)模様の変化した園芸品種が多数つくられ、鉢物として人気がある。アカジョウcv. Acajouは銀白色の斑が入る強健種で、普及している。15℃以上の高温と多湿を好む。日陰でよく育ち、吊(つ)り鉢やテラリウムなど室内園芸に適している。挿木で殖やす。

[高林成年 2021年7月16日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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