20世紀西洋人名事典 「エマヌエルフォイアマン」の解説
エマヌエル フォイアマン
Emanuel Feuermann
1902.11.22 - 1942.5.25
米国のチェロ奏者。
元・ベルリン音楽大学教授,元・カーチス音楽学校教授。
オーストリア出身。
アントン・ヴァルカー等に学び、11歳でヴァインガルトナー指揮ヴィーン交響楽団の演奏会でデビュー。その後ベルリン・フィル独奏者となり、ヴァイオリンのゴールドベルク、ピアノのヒンデミットと百万ドルトリオを結成し、室内楽の分野でも活躍。1927年ケルン音楽院、’29年ベルリン音楽大学教授を務めた。’33年に渡米し、独奏の他ルービンシュタイン、ハイフェッツとピアノ三重奏を組んで活躍。又カーチス音楽学校教授も務めた。演奏は力強く、技巧は抜群でチェロをヴァイオリンのように扱った。’34年、’36年来日。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報