20世紀西洋人名事典 の解説
エリザベート シュワルツコプ
Elizabeth Schwarzkopf
1915.12.9 -
ドイツのソプラノ歌手。
セロチン生まれ。
ベルリン高等音楽学校で学び、ベルリン市立歌劇場でマリア・イヴォーギュンに師事した。1938年に「パルジファル」の花の乙女でデビューし、’42年になるとベームに認められて「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタを歌ってウィーン国立歌劇場でデビューする。その後、ザルツブルク音楽祭でデビューするなどの活躍をし、リリック・ソプラノに転じて、同時に演奏会歌手としても活躍するようになる。’53年にニューヨークデビューした後ウィーンを中心に活躍した。「歌曲の女王」と呼ばれ戦後フィッシャー・ディスカウとともにドイツ歌曲を世界に広めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報