20世紀西洋人名事典 「エリックチェルマーク」の解説
エリック チェルマーク
Eric von Seysenegg Tschermak
1871.11.15 - 1962.10.11
オーストリアの遺伝学者,植物学者。
元・ウィーン農科大学教授。
ウィーン生まれ。
父は岩石学者のグスタフ・チェルマクで兄は生理学者のアルミン・チェルマクである。ウィーン大学などで学び、ハレ大学で学位を取得したが、国内では研究できるポストが得られず、1898年ベルギーのヘント付近の農場でエンドウを材料にした遺伝学の研究を始めた。1900年に「ドイツ植物学紀要」に「エンドウの人工交雑について」という題で論文を発表した。この論文はメンデルの遺伝法則を再発見したものであり、同年をもって遺伝学が確立されたとされる。同年ウィーン農科大学教授に就任した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報