最新 地学事典 「エリー・ド・ボーモン」の解説
エリー・ド・ボーモン
Elie de Beaumont, Jean Baptiste Armand Louis Léonce
1798.9.25~1874.9.21 フランス ノルマンディーの貴族の家に生まれ,エコール・ド・ミーヌを卒業,1829年同校教授となり,フランスの科学アカデミー会員,地質学会長,上院議員などの要職に就く。P.A.Dufrénoyとともにフランス全土の1/50万地質図6葉を完成(1825~42)。主としてフランス東部・南部の地質を研究,初めて収縮説で山脈の生成を説明し,平行する山脈の同時形成説を唱え,ヨーロッパの全山系の生成を論じた。また,花崗岩とその接触岩の研究から,地球内部からもたらされる揮発性物質を重視し,物質の移動による変成作用を考え,エマネーションの概念を提起した。主著は『Recherches sur quelques-unes des révolutions de la surface de globe』(1829~30), 『Notes sur les émanations volcaniques et métallifères』(1847), 『Notice sur les systèmes de montagnes』(1852)。参考文献:W.Hopkins(1853) Quart.J.Geol.Soc.,Vol.9;山下昇(1960) 地球科学,63号
執筆者:今井 功
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

