エルサルバドル和平協定(読み)エルサルバドルわへいきょうてい(その他表記)Acuerdos de Chapultepec

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エルサルバドル和平協定」の意味・わかりやすい解説

エルサルバドル和平協定
エルサルバドルわへいきょうてい
Acuerdos de Chapultepec

中米エルサルバドルでは 1981年以来,左翼ゲリラ組織「ファラブンド・マルチ民族解放戦線 (FMLN) 」と政府軍との間で,7万 5000人の死者を出す激しい内戦が続いていた。しかし東西冷戦終焉ニカラグアでのチャモロ政権発足といった環境の変化を受けて和解への動きが起り,デクエヤル国連事務総長の仲介のもとに和平交渉が始った。交渉は曲折を経たが,92年1月メキシコシティーで和平協定が調印された。2月には政府と FMLNは国連エルサルバドル監視団 (ONUSAL) の監視下で停戦入りし,内戦は終結した。

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