20世紀西洋人名事典 「エルンストクシェネック」の解説
エルンスト クシェネック
Erunst Křenek
1900.8.23 - 1991.12.23
米国の作曲家。
ウィーン生まれ。
チェコ系ユダヤ人としてウィーンに生まれる。ウィーンとベルリンでフランツ・シュレーカーに師事。’21年「弦楽四十奏曲第1」、’27年ジャズの手法を用いたオペラ「ジョニーは演奏する」を発表し、注目を集める。ヒンデミットらと新即物主義、実用音楽の運動を行った後、’30年頃から12音技法を始める。’37年ナチス弾圧を避け、米国に亡命、’45年帰化。’46年ウェーベルンの死を悼んで作曲した「交響的エレジー」は12音技法による代表作。著書に「12音による対位法技術」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報