20世紀西洋人名事典 「エルンストクレンク」の解説
エルンスト クレンク
Ernst Klenk
1896.10.14 - 1971.12.29
ドイツの生化学者。
元・ケルン大学教授,元・同大学総長。
チュービンゲン大学で化学を専攻した後、同大学生理化学研究所に入る。1936年ケルン大学生理化学教授を経て、医学部長、総長をつとめた後’65年引退、終生同地に留まりケルンの碩学といわれた。’35年現在のGM2である物質を患者の脳中に認め、糖脂質ガングリオシドの研究の発端となった。また、シアル酸の構造研究にも貢献し、近代糖脂質研究の父とされている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報