碩学(読み)セキガク

精選版 日本国語大辞典 「碩学」の意味・読み・例文・類語

せき‐がく【碩学】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「碩」は大の意 ) 学問が広く、深いこと。博学。また、その人。大学者
    1. [初出の実例]「其府帥船王、及大弐吉備朝臣真備、倶是碩学、名顕当代」(出典続日本紀‐天平宝字二年(758)一二月戊申)
    2. 「住山して西塔にて学問しけるが、碩学(セキカク)のをぼえありて」(出典:雑談集(1305)九)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐儒林伝論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「碩学」の読み・字形・画数・意味

【碩学】せきがく

大学者。鴻儒。〔後漢書、儒林伝論〕夫(そ)れ書理に二無し、義歸、宗り。而して碩學の徒も、之れを徙(うつ)す或(あ)る(な)し。故に人は其の固を鄙(いや)しむ。(揚)雄の謂(いはゆる)、(だうだう)(さわがしい)の學、各其の師にふものなり。

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