20世紀西洋人名事典 の解説
エルンスト ザウエルブルフ
Ernst Ferdinand Sauerbruch
1875.7.3 - 1951.7.2
ドイツの外科医。
元・ベルリン大学教授。
バーメン生まれ。
ライブツィヒ大学にて医学を学ぶ。1903年に論文がきっかけとなり、当時外科医として有名であったブレスラウ大学のミクリッツ・ラデッキーの助手となった。そこで胸腔内圧の差異について詳しく新知見を報告し、胸腔内の外科手術操作を可能にして胸部外科という新分野を開拓した。他に切断された上腕の断端筋肉を利用して義手を動かす手術に成功し、「ザウエルブルフの腕」と称された。’10年にはチューリヒ大学の教授に就任し、’18年にはミュンヘン大学の、’27年にはベルリン大学の、それぞれ教授に転じた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報