エルンスト・ボリスチェーン(その他表記)Ernst Boris Chain

20世紀西洋人名事典 の解説

エルンスト・ボリス チェーン
Ernst Boris Chain


1906.6.19 - 1979.8.12
英国の生化学者。
元・ロンドン大学教授。
ベルリン生まれ。
ロシア人を父に、ドイツ人を母として生まれた。父は化学者で化学薬品関係の実業家であった。ベルリン公衆病院の研究員となったが、ナチスに追われて1933年英国に亡命した。ロンドン大学を経てケンブリッジ大学生化学部の研究室に入り、’35年オックスフォード大学に移り、同大学講師となり、後にローマの高等衛生研究所教授となる。ペニシリンフローリーと共に研究し、’40年その分離抽出に成功し、’41年に臨床的にも効果があることを明らかにした。’45年、フレミング、フローリーと共同でノーベル生理学・医学賞を受賞した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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