普及版 字通 「エン・セン・こねる」の読み・字形・画数・意味
10画
[字訓] こねる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(延)(えん)。土をこねて延ばすことをいう。〔説文新附〕十三下に「方の地なり」、〔玉〕に「地の際なり」とあり、〔方言、十三〕にも「なり」とあって、遠地をいう語とする。本来は土を和らげ延ばして塗り、あるいは器を制作する意であろう。羨と音が通じ、羨道は道、墓道をいう。漆などで塗ったものである。羨道はの音でよむ。
[訓義]
1. こねる、土をやわらげる、ねやす、ひねる。
2. はかみち、羨道。
3. 下隰の地。
4. 地の果て。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ツカ・ミチ・ネヤス 〔字鏡集〕 ネヤス・ウツ・ツカ・ミチ・イケ・ツカフ・アヤマル・ツク
[熟語]
隧▶・側▶・闥▶・中▶・陶▶・路▶・埴▶
[下接語]
・寰・九・窮・柔・殖・陶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報