20世紀西洋人名事典 「エーメセゼール」の解説
エーメ セゼール
Aimé Césaire
1913.6.25 -
フランスの詩人,政治家。
フォールド・フランス市長。
フランス領マルティニーク島出身。
フランス領であるインド諸島マルティニーク島出身で、パリ留学中にサンゴールとともに活動し、黒人の文化的・政治的複権を訴えて「ネグリチュード」を主唱。1939年の復権から解放に至るまでを題材とした長編詩「帰国ノート」を発表し、絶賛された。作品はほかに詩集「奇跡の武器」(’46年)、「首を切られた太陽」(’48年)などがある。また、政治家としては’45年以来下院議員、フォールド・フランス市長を兼任し、はじめは共産党に属したが、後に離党しマルティニク進歩党を結成した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報