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おかめ おかめ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

おかめ
おかめ

里神楽(さとかぐら)(民間の神楽)に使われる中年女性の道化面。鼻が低く、額(ひたい)やあごが平らで、ほおが丸く出っ張って下膨(しもぶく)れにつくられ、俗に三平二満(さんぺいじまん)ともいわれるが、意外に鼻だけが低い一平四満というべき作りもみられる。目が細く、色白で、どこか色っぽいうえに愛想のよい福々しい顔相である。江戸系の里神楽ではひょっとこやだるまなどのもどきの男役と対(つい)で軽妙に脱線滑稽(こっけい)を演ずるが、最後はたしなめ役に回ることが多い。お多福(たふく)ともよばれ、正月の縁起物の熊手(くまで)などに飾り着けられたり、かつてはこの面をかぶったお福さんという門付(かどづけ)がいたりしたが、『大言海』によれば、「おたハ乙御前(オトゴゼ)、……ふくハ頤(オトガヒ)ノ脹(ハ)レタル」ようすをいったものだとある。形状的にも狂言面の「乙(おと)」との関係が考えられる。また、人形浄瑠璃(じょうるり)の首(かしら)「お福」も同様の面相である。美女の相でないので、下膨れの醜女をお亀(かめ)とかお多福といって侮蔑(ぶべつ)することばともなった。お亀の名は、室町時代末のある神社の巫女(みこ)の亀女の名から出たともいう。なお、おかめを天鈿女命(あめのうずめのみこと)の面とすることもある。[西角井正大]

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世界大百科事典内のおかめの言及

【ソバ(蕎麦)】より

…前者を〈もり〉といい,後者は,はじめ〈ぶっかけ〉といったが,寛政ころからそれを略して〈かけ〉というようになった。〈かけ〉にいろいろの具をあしらったのが種物で,加薬(かやく)そばとも呼ばれ,幕末ころまでに花まき,あられ,てんぷら,卵(玉子)とじ,鴨なんばん,おかめなどが売り出された。花まきは焼ノリ,あられはバカガイの柱をのせたもので,鴨なんばんの〈なんばん〉はネギのことである。…

※「おかめ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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